■フォトグラファー上原タカシ、一週間の仕事日記■
34号// 2021.2.7
「代用肉すごい!」
このメールマガジンは、
カメラマン上原タカシの先週のお仕事の内容と雑感を、
一週間ごとにお届けしています。
このメールマガジンを読んでいただけると、
・これからカメラマンになろうと思っている人
・カメラマンに撮影業務を頼む人
・社内で撮影を内製化している人
などに、
なんとなくカメラマンってこんなことしている人なのね~
と、思ってもらえると思います。
と言っても守秘義務も多く、
イニシャルトークだらけだったり、
秘密だらけでなんにも書けないこともあるかと思いますが、
お付き合いいただけるとありがたいです。
★ 先週のお仕事
月曜日は
午前中は先日撮影したゴルフクラブのレタッチ
午後はいつものポケモン撮影の後、
手話講座のテキストの表紙のレタッチ
火曜日は
劇団四季の会報誌の関東インタビューの撮影。
巻頭と言いながらもだんだんページが下がってきているのだが・・・
「ずっとこのページ出たかったんですよ、親孝行になるでしょ」
そんなモチベーションで撮影に臨んでいただいていたのか。
四季に入っただけで十分親孝行になるでしょ、と思うのだが。
以前撮った人からも、
「また撮ってもらえるように頑張ります」
と言ってもらうことも度々で、
誰を撮るか決めているのは僕じゃないし、
すごい人たちにこんな風に言われると、
「すごくなくてすみません」
という気持ちになる。
それを受け止められるぐらい凄くならねば。
水曜日は
モデルの件で問い合わせをしたキャスティング会社と、
向こうからオファーをいただいた協業のご相談。
いい話に発展するといいのだが。
木曜日は
今度イメージ撮影をする紫蘇ジュースのプロダクトカットの撮影。
パックになったドリンクと、オリーブオイルの瓶のようなボトル。
こういう物は撮影自体も難しいのですが、
ラベルにダメージがあったり、それが全部の商品で全滅していたり、
レタッチの手間が7割増しぐらいです。
金曜日は
病院に行った後、
今度のイメージ撮影で使う小道具の確認に行った後、
IKEA渋谷へ。
「それは大型店じゃないと・・」
というものが結構ある。
代用肉のホットドックと代用肉のミートボールをお昼用に購入。
サーモンの乗ったホットドックを忘れて電子レンジにかけるというミスを犯しつつ、
代用肉すごいですね。
読み物とかしながら食べてたら、
大豆だということを忘れてペロリ。
土曜日は
マニキュアブランドのインスタグラム撮影。
お客様にはご好評をいただいているのだが、
個人的にはマンネリ感を感じてしまうので、
何か新機軸を作らねば。
日曜日は
昨日のレタッチとかポケモンの撮影とか。
請求書を作れず今月も月を越してしまった。
☆
久しぶりに渋谷に来たら、
銀座線が綺麗になってて、
どっちに行ったらいいのか全くわからん。
地上に降りてからもサッパリ。
元々渋谷は、どこにいても街並みが似てるので迷いまくりだったのに、
さらにダンジョン感が増している。
で、びっくりしたので、かなり集客力のありそうな複合施設でも、
閉じてしまった飲食店がたくさん。
渋谷でこれなんだから四谷でもそりゃ潰れるね。
昨日、四谷で見つけた閉店店舗1件、新規開店1件。
新規開店は居抜きの同カテゴリーの出店。
客足のリスクはあるが、願ってもない好立地に出店できるチャンス。
僕も新しいスタジオに移りたいな。
で、ベジミート、代用肉、凄いですね。
大好きな天丼の油も最近キツかったので、
あっさりしていて、しっかりと味と歯応えがあって、
「これでいい」というか、「これがいい」レベルでいいです。
このレベルのものが市場に出回ると、
肉屋はかなりしんどいですね。
☆
今回もお読みいただきましてありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。
過去のメルマガのバックナンバーが読めます、
フォトグラファー上原タカシ、一週間の仕事日記|メールマガジン
バックナンバーも読みたいなと思ってもらえるように頑張ります!
上原タカシの写真をご覧になりたい方は、
私のホームページをご覧ください。
上原タカシ写真事務所
☆どうしてこんなメルマガを書いているのか?
きっかは些細なことでした。
私はとあるビジネス交流会に所属しています。
お互いの仕事の内容を理解しあって、
知り合いにニーズのある人がいたらお仕事を紹介しあう会です。
例えば、税理士さんの顧問先にレストランがあって、
メニュー用に料理の写真を撮りたいんだけど、
なんて話があったらカメラマンとして僕を紹介してくれる感じです。
なので、カメラマンの仕事ってビジネスとしては複雑なものじゃないし、
すっかり自分の仕事のことはメンバー人なが理解してくれているものだと思っていて、
プレゼンの機会があったら、色の再現がどうとか、難しい話ばかりしてしまっていました。
でも、メンバーの一人が私のスタジオを訪れた際、
「これって何に使うの?」
「こういうクライアントの仕事ってどうやってくるの?」
と、なんでそんなこと聞くの?
という質問をいっぱいしてくれました。
自分のビジネスは自分が一番よくわかっていない。
よく言われることですが、こういう事かと実感しました。
思い返せば、自分がこの業界に入った時、
スタジオの大きくて重たい鉄扉一枚からワクワクした記憶があります。
自分ではもう当たり前になってしまったことでも、
何かの参考にしてもらったり、これから志す人にワクワクしてもらったり、
また、自分が初心に帰るために。
拙い内容ですが記していこうと思います。