コロナが今までで一番近くにきた一週間
■フォトグラファー上原タカシ、一週間の仕事日記■
28号// 2020.12.7
「コロナが今までで一番近くにきた一週間」
このメールマガジンは、
カメラマン上原タカシの先週のお仕事の内容と雑感を、
一週間ごとにお届けしています。
このメールマガジンを読んでいただけると、
・これからカメラマンになろうと思っている人
・カメラマンに撮影業務を頼む人
・社内で撮影を内製化している人
などに、
なんとなくカメラマンってこんなことしている人なのね~
と、思ってもらえると思います。
と言っても守秘義務も多く、
イニシャルトークだらけだったり、
秘密だらけでなんにも書けないこともあるかと思いますが、
お付き合いいただけるとありがたいです。
★ 先週のお仕事
月曜日は、
朝から建設中の劇場の定点撮影。
定点と言いながら、カメラポジションが取れないので、
毎回いろんなところから撮影しております。
もう外観はほぼ完成かな。
内装の撮影が楽しみ。
その後は、俳優さんのインタビュー撮影。
事務所から程近いところだけど、
歩くには遠いし、車で出かけたらやっぱり駐車場がなかったので、
もう一度戻ってタクシーで出直し。
本当、四谷って不便!
火曜日は、
朝から新規のお客さんとZOOMで打ち合わせ。
アクセサリーの撮影についてプレゼン。
今回は金貨がモチーフのアクセサリーで、
ちょっと変化球ですが、
この辺りはお得意な感じでご提案がそのまま採用。
その後は昨日の撮影の、納品データとのあたりデータ作成。
あとは、明日は自分のプレゼンがあるのでスライド作成。
水曜日は、
やや身近にコロナが出たので、今週は急遽予定変更。
朝からロケハンの予定でしたが、ZOOMでリモートロケハン。
う〜ん、ちょっと違う、急遽新しいスタジオ探し。
ポケモンのグッズ撮影を少ししたあと、
交流会の定例会。
今日は自分の5分プレゼン。
練習では時間がいっぱいいっぱいだったのに、
なぜか3分半で終了・・・
木曜日は、
ポケモンのグッズ撮影の合間に、
新規のヘアケア商品の打ち合わせ、
というかクライアントにプレゼン。
クライアントにプレゼンですよ。
何も考えずにシレッと参加しましたが、
あとで思えばあれはプレゼンでしたよね。
30年近くやってて初めてです。
ビジネス系の人と一緒に仕事するとこういう感じになるのね。
今まで、クリエイティブ畑の人たちの間で、
どうやって川上に登っていくかって考えていたけど、
なんかすっ飛ばした感じ。
新しい営業の方向性がちょっと見えたかな。
そういえば、もう見積もりは通っていたけど、
一昨日のもプレゼンといえばプレゼンか〜
ちょとと意識も変えないとな。
金曜日は、
ちょっと残ってしまった撮影をこなして、
ハードディスクの整理。
早くNASを立ち上げたい。
土曜日は、
お家で溜まりに溜まった領収証の整理。
個人事業は前半で終わっているので、
確定申告に必要な分はほぼ終わり。
年末調整が問題だけど、今年から手t付きが難しくなっている。
扶養控除とか、年末調整と確定申告で二重にする感じかな〜
ちょっとやってみないとわからないな。
日曜日は、
小規模事業者補助金の申請の準備。
本当は報告書を完成させたかったが、
カードの引き落としがまだ終わっていないことがわかり、
宙ぶらりん。
今回はめんどくさいなって感じですが、
カードって資金繰りに貢献してるんだなーと思う。
☆
先週は、中ぐらいに忙しかったはずなんだけど、
中途半端な距離にコロナが発生したので、
いろいろスケジュール調整で暇に。
身近には濃厚接触者とかはいないくて、
感染っている可能性はかなり低いのだけど、
一応検査するとのこと。
99.9%感染っている可能性は無いのだけれども、
全然関係ないところで感染っている可能性もあるし、
その人が陽性だとドミノ式に濃厚接触の連鎖が発生してしまう。
だいぶ迷ったけど関係先に連絡してスケジュール調整しました。
もしそのまま仕事していて、
万が一にも感染していたら信用問題になるので、
交通事故みたいだけれども仕方ないよね。
☆
今回もお読みいただきましてありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。
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☆どうしてこんなメルマガを書いているのか?
きっかは些細なことでした。
私はとあるビジネス交流会に所属しています。
お互いの仕事の内容を理解しあって、
知り合いにニーズのある人がいたらお仕事を紹介しあう会です。
例えば、税理士さんの顧問先にレストランがあって、
メニュー用に料理の写真を撮りたいんだけど、
なんて話があったらカメラマンとして僕を紹介してくれる感じです。
なので、カメラマンの仕事ってビジネスとしては複雑なものじゃないし、
すっかり自分の仕事のことはメンバー人なが理解してくれているものだと思っていて、
プレゼンの機会があったら、色の再現がどうとか、難しい話ばかりしてしまっていました。
でも、メンバーの一人が私のスタジオを訪れた際、
「これって何に使うの?」
「こういうクライアントの仕事ってどうやってくるの?」
と、なんでそんなこと聞くの?
という質問をいっぱいしてくれました。
自分のビジネスは自分が一番よくわかっていない。
よく言われることですが、こういう事かと実感しました。
思い返せば、自分がこの業界に入った時、
スタジオの大きくて重たい鉄扉一枚からワクワクした記憶があります。
自分ではもう当たり前になってしまったことでも、
何かの参考にしてもらったり、これから志す人にワクワクしてもらったり、
また、自分が初心に帰るために。
拙い内容ですが記していこうと思います。