最後は担当者の好みってことないですか?
■フォトグラファー上原タカシ、一週間の仕事日記■
36号// 2021.2.21
「最後は担当者の好みってことないですか?」
このメールマガジンは、
カメラマン上原タカシの先週のお仕事の内容と雑感を、
一週間ごとにお届けしています。
このメールマガジンを読んでいただけると、
・これからカメラマンになろうと思っている人
・カメラマンに撮影業務を頼む人
・社内で撮影を内製化している人
などに、
なんとなくカメラマンってこんなことしている人なのね~
と、思ってもらえると思います。
と言っても守秘義務も多く、
イニシャルトークだらけだったり、
秘密だらけでなんにも書けないこともあるかと思いますが、
お付き合いいただけるとありがたいです。
★ 先週のお仕事
月曜日は
ポケモンさんの撮影。久しぶりにお立会い。
火曜日は
交流会の次期の打ち合わせ。
その後ポケモンさんの物撮。
水曜日は、
よくお仕事をいただくデザイン事務所が移転したので、
新しいオフィスの撮影。
赤坂で広くて綺麗で格安。
羨ましい。
早く引っ越したい。
木曜日は、
ポケモンさんの撮影。
なんか変化ないなぁ。
とりあえずたくさん撮るものがあります。
金曜日は、
HPからお問い合わせを頂いた大企業とオンラインミーテイング。
色々条件が合わず、以前の会社の後輩を紹介することに。
もったいないなぁ。
土曜日は、
交流会のミーティングの後、
またまたポケモンさんの撮影。
ポケモンさん、景気良さそうです。
日曜日は、
レタッチなど、たまった仕事。
確定申告も完了。
☆
Clubhouse面白いですね。
聞き流しにはちょうどいい感じで、
作業のお供にぴったりです。
Podcastも相変わらず聴いてますが、
未聴が増えて仕方がないです。
どっちかだけを聴いていると、
適度に飽きてくるので、
CLUBHOUSE、PODCAST、YOUTUBEを
順繰りに回しながら聴いています。
で、CLUBHOUSEで「わかるわ~」
と思った話題。
デザイナーさんのルームで、
「多数決で選ばれるとロクなことがない」
というもの。
これって、
クライアントが一人でもよく起きてるんですよね。
多数決の時って、なんとなく決めちゃったりする感じじゃないですか?
このなんとなくって、要は好みですよね?
先日、クリエイティブのコミュニティで話していたときに、
「いろいろオリエンとかやった挙句に、最後は担当者の好みってことないですか?」
て聴いたら、そういうのよくある〜と共感をいただいた。
そう、結局好みで決めちゃっているってことが本当によくあるのです。
じゃあ、マーケティングをどうやってクリエイティブに落とし込むの?
ってなると、
レイアウトとか、色彩とか、個別には、
明るい・暗いとか、
若い人向け、老人向け、
男性向け、女性向け(LGBT向けってのはまだないような気がするけど、ゲイっぽいってのは不思議とあるかな?)
みたいなイメージの作り方ってあるけど、
細かいメッセージはまだ伝える方法はないのかな。
じゃあ、細かいメッセージやマーケティングの戦略は必要ないのかって言うとそうではなく、
しっかり芯を持ちながら、試行錯誤していると、
奇跡的に、何かが生まれてくる瞬間ってのはあるんですよね。
☆
今回もお読みいただきましてありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。
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☆どうしてこんなメルマガを書いているのか?
きっかは些細なことでした。
私はとあるビジネス交流会に所属しています。
お互いの仕事の内容を理解しあって、
知り合いにニーズのある人がいたらお仕事を紹介しあう会です。
例えば、税理士さんの顧問先にレストランがあって、
メニュー用に料理の写真を撮りたいんだけど、
なんて話があったらカメラマンとして僕を紹介してくれる感じです。
なので、カメラマンの仕事ってビジネスとしては複雑なものじゃないし、
すっかり自分の仕事のことはメンバー人なが理解してくれているものだと思っていて、
プレゼンの機会があったら、色の再現がどうとか、難しい話ばかりしてしまっていました。
でも、メンバーの一人が私のスタジオを訪れた際、
「これって何に使うの?」
「こういうクライアントの仕事ってどうやってくるの?」
と、なんでそんなこと聞くの?
という質問をいっぱいしてくれました。
自分のビジネスは自分が一番よくわかっていない。
よく言われることですが、こういう事かと実感しました。
思い返せば、自分がこの業界に入った時、
スタジオの大きくて重たい鉄扉一枚からワクワクした記憶があります。
自分ではもう当たり前になってしまったことでも、
何かの参考にしてもらったり、これから志す人にワクワクしてもらったり、
また、自分が初心に帰るために。
拙い内容ですが記していこうと思います。